PostScriptのファイル(特にPowerPointのドキュメントをPostScriptプリンタ ドライバ経由で印刷して作ったファイル)を複数のepsのファイルに変換する perlスクリプトです.吉永さんの LaTeX for writing papers in English, 牧野さんの Windows で EPS の絵を描く, Dalleyさんの Exporting EPS From PowerPoint などの内容が元です.
以下のスクリプトをダウンロードします.
なお,次のプログラムも必要です(スクリプトのために,もちろんperlも必要 です).
Linuxなどの場合,psutilsやghostscriptはパッケージとして用意されている 場合が多いでしょう.ただし,ghostscriptはバージョン7.05以上のものをお 勧めします.
Windowsの場合,角藤さんの W32TeX で提供されているファイルをインストールすることをお勧めします.
(注:オリジナルの作者のBlessさんがghostscriptのbboxデバイスをサポート してくれたので,bboxデバイスをサポートするためにここで提供していた ps2epsは除きました。Blessさんに感謝:-)
ps2epsをインストールする際,Linuxなどでは実行パス中の適当な場所に置い て,
$ chmod 755 ps2eps
とすればよいです.Windowsの場合は,ps2epsのページにもいろいろ書いてあ りますが,角藤さんの W32TeX のcontext.tar.gzに含まれているperlexec.exeを使うと便利です.まず, ps2epsをps2eps.plという名前に変えて実行パス中の適当な場所に置き, perlexec.exeを同じ場所にコピーしてps2eps.exeという名前に変えます.こう することで,ps2epsが普通のコマンドと同じように実行できるようになります (同じやり方で,ps2epsfiles.plも普通のコマンドのように実行できます).
PostScriptプリンタとして選べるドライバは色々ありますが,私は Apple Color LaserWriter 12/600Jをインストールしています(OSは Windows 2000です).
簡単な使い方は,
$ perl ps2epsfiles.pl --help
などとすれば見ることができます.
対象となるファイルはDSC (Document Structuring Conventions)に従った任意 のPostScriptのファイルですが,特にPowerPointのドキュメントを PostScriptプリンタドライバ経由,対象をスライド,出力先をファイルとして 印刷したものを処理するように考えられています.例えば,次のドキュメント をPostScriptプリンタドライバ経由で印刷すると,
次のファイルが得られます.
これを
$ perl ps2epsflies.pl test.prn
とすると,次の3つのepsファイルが得られます.
中丸 幸治